治療師 坂本留美
略歴 平成11年 早稲田医療専門学校卒業
鍼灸国家資格取得
高田馬場整骨院勤務
平成12年 田中鍼灸指圧治療院勤務
田中勝先生のもとで7年間鍼灸・AKA治療を学ぶ
平成19年 千駄ヶ谷にて独立開業
(2007)
ご挨拶
私が初めて鍼を経験したのは高校生の時です。
部活動で朝から晩まで厳しい練習を積んでいるなか、もうすぐ試合というときに
腰が痛くてどうにもならなくなりました。
接骨院や整体院に連れていかれ施術して貰って、その時は良くなるのですが、
また動くと痛くなるの繰り返し。見かねた先生が鍼に行きなさい、と紹介してくれた所は、
ちょっと古い普通の民家で、エプロンをしたおばあさんが出てきました。
畳の部屋に治療ベットが置かれていて、そこにうつ伏せに寝かされ待っていると、
「腰のここが痛いのね。。何か感じたら教えて」
とドキドキする間もなく鍼を打たれました。
しかしその鍼は、まさにそこです!という場所で、その響きは何とも言えない心地良さで
高校生の私はそのままぐっすりと眠りに落ちてしまいました。
たった2か所の鍼で、時間にして20分程度だったと思うのですが、ものすごくスッキリとし、
翌日から腰の痛みが取れて、無事試合に出ることができました。
その後そのおばあさん先生の所へ行くことはなく、当時まさか自分が鍼灸師になるとは思ってもいませんでした。
短大生になり、普通に会社員として就職もしましたが、手に職が欲しくなった時、この経験を思い出したのです。
その後は東洋医学の奥深さ、鍼灸の素晴らしさにどんどんハマり今に至ります。
そして治療のために足を運び、私を信用し身を任せて下さる多くの患者様のお陰で、
少しづつ自信を持ってお仕事をさせて頂けるようになっています。
あのおばあさん先生のように、魔法のような治療がいつかできるといいのですが、
まだまだ皆さまに助けて頂きながら精進していきたいと思っております。
どうそよろしくお願い致します。